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2017年05月29日

痴漢冤罪保険

「痴漢冤罪保険」への加入が急増しているというニュースがありました。

 電車などで痴漢の疑いをかけられた人に迅速に弁護士を派遣し、相談費用も補償する保険サービスの契約件数が急増している。痴漢容疑者が線路に逃げてトラブルが拡大する事例が相次ぐ中、「逃げるよりも、まず弁護士を呼んだ方がいい」との認識が広がっていることが背景にあるとみられる。
(「毎日新聞」より抜粋)


実際には、「痴漢冤罪保険」という保険があるわけではなく、運営元である『ジャパン少額短期保険』のサイトによると、「男を守る弁護士保険・女を守る弁護士保険」という保険につく特典としての「痴漢冤罪ヘルプコール」というものがあるようです。


男を守る弁護士保険.jpg

 こちら >> 男を守る弁護士保険・女を守る弁護士保険


保険名からもわかるように “痴漢を疑われた者” だけでなく “痴漢被害にあった者” も利用できます。


何故、今、このような保険への加入者が急増しているのでしょうか。


多くの人が思い当たるのが、最近よく耳にする「痴漢を疑われ線路に逃走」のニュースです。

気の毒なことに、電車にはねられて死亡してしまった例もあります。


このようなニュースが急増している背景としては、「痴漢に疑われたら逃げたほうが良い」というような “教え” が一般的に広まっているということがあります。

実際問題、痴漢を疑われた場合に、有罪の判決が出る可能性は「99%以上」とも言われています。


ひと昔前は、痴漢行為については、次のように言われていました。

 その1:認めるとすぐに釈放される
 その2:認めないと勾留され、その結果、会社もクビになることが多い

このため、やっていなくても認めてしまう例も多いのだと言います。


しかし、現在は、「認めなくても勾留されないことのほうが多い」のだそうです。


そして、この「勾留されない」条件のひとつとして「逃亡の恐れがないこと」ということがあります。

つまり、痴漢を疑われて「逃げた」時点で、この条件には当てはまらなくなるのです。


そして、長期勾留ともなると「最大23日」にもなってしまいます。


この “(痴漢行為を)認めず、なおかつ勾留されない” ためにはどうしたらよいのでしょう。


そのためには、身分証明書を提示し「逃げも隠れもしない」意思を示した上で、「弁護士のもとへ行くために立ち去る」と伝えるのだそうです。

駅員室に行くかどうかは任意ですので、立ち去ることは可能です。


逆に、駅員室に行ったことにより、そのまま「逮捕の手続き」をとられてしまう可能性もあります。


しかし、話が通じず、立ち去れない場合にはどうしたらよいのでしょう。


正解は、「その場で弁護士を呼ぶ」 です。


しかし、普通に考えて、一般の人は弁護士の連絡先などは知りません。


そこで生まれたのがこの「痴漢冤罪保険」というわけです。


この「痴漢冤罪保険」は、スマートフォンなどで連絡することにより、自身の位置情報と共に、提携する弁護士に一斉に緊急メールが届くシステムになっています。

その緊急メールを受けて、近くの弁護士が駆けつけたり、電話連絡をしてくれるのです。


こういった保険に加入しておくと、いざというときのことを考えると、確かに安心です。

しかし、こういった保険は使わないに越したことはないのです。


個人的には、車両を「一般車両」「女性用車両」「男性用車両」などに分けて欲しいと思います。


「そこまでやらなくても」という意見もあるかと思いますが、痴漢を疑われて死亡してしまった人がいる以上、「そこまでやる」レベルに達したのではないかとと思います。


もちろん、一番に目指すことは、“痴漢行為” そのものを撲滅することですが。



posted by Descartes at 20:18 | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする