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2017年08月23日

転職クチコミサイト

今日の読売新聞に次のような記事がありました。


【転職サイトに事実無根投稿、投稿者名開示を命令】
 約480万人が登録する大手転職情報サイト「転職会議」に掲載された事実無根の投稿で社会的評価を低下させられたとして、徳島市の企業が、高松市のプロバイダー「STNet」を相手取り、プロバイダー責任法に基づいて投稿者の名前や住所などの開示を求めた訴訟の判決が22日、高松地裁であった。
 木村哲彦裁判官は「名誉が毀損されたことは明らかだ」として開示を命じた。
(「YOMIURI ONLINE」より)


転職(クチコミ)サイトである「転職会議」の口コミ欄に投稿された内容が事実無根であり、名誉毀損にあたるとして、(投稿された)企業側が投稿者の名前等を開示するよう求めていたものです。


裁判所としては、投稿者の情報を開示するよう命じたようですが、どうなのでしょう。


現在は、転職活動を行うにあたっては、インターネットが必須アイテムとなっています。


求人情報の検索や、あるいは複数社に応募するためのキャリアシートの登録など、インターネットを利用したほうが転職活動が圧倒的に楽に行えるからです。


人によっては、そのサイト経由でそのまま転職エージェントに依頼することもあります。


そして、こういった転職サイト、転職エージェントと並んで、現在の転職活動になくてなならないものとしてあるのが、「転職口コミサイト」です。


有名なのは、以下の4サイトでしょうか。

   ・転職会議
   ・キャリコネ

   ・Vorkers
   ・カイシャの評判


こういった口コミサイトが登場したことにより、転職活動はひと昔前とは大きく様相が変わってきました。

転職サイトの情報を補完するものとして、口コミサイトが同時利用されているのです。


その理由はただひとつ、

 「本物の情報が欲しい」

からです。


言い換えれば、転職サイトなどの情報は企業が用意したものであり、「信用できない」と思っている人が多いということです。


そして、そこには昨今話題となっている “ブラック企業” の問題があります。

「転職口コミサイト」は、年収などの情報のほかに、その企業がブラック企業であるかどうかを判断するためにも大いに活用されています。


しかし、この「転職口コミサイト」にも問題がないわけではありません。


それは、「転職口コミサイトの情報もまた信用できない」ということです。


転職口コミサイトに投稿している人の中には、その企業を辞めた(あるいは辞めさせられた)人もいます。

その中には、(辞めさせられた)企業に対する恨み辛みばかりを投稿する人もいるのです。


それでは、“現社員の口コミ情報” だけを信用すればよいのかというと、そういうわけでもありません。


企業によっては、社員に命令して自社の良い評判ばかりを投稿させている場合もあり得るからです。


結局は、読む側の問題です。


通販商品のレビュー評価や、グルメサイトの評価などは、「高評価ばかりのものは信用しない」というのが今では通説となっていますが、転職口コミサイトにも同じことが言えるのではないでしょうか。


何件くらいの投稿がされていて、その中での多数派の意見は何なのか、そういったことを考えながら読むべきと考えます。


転職活動は、とても不安なものです。

そして、そのようなときは、どうしてもネガティブな情報ばかりに目がいきがちです。


しかし、そのようなときだからこそ、情報に振り回されないように、転職口コミサイトはあくまでも参考程度に捉えるべきと考えます。


また、それは企業に対しても言えることです。

すべてが良い情報ということはあり得ないのです。

悪い情報(クチコミ)のひとつやふたつは必ずあるものです。


逆にそういった情報を削除をしたことにより、「ああ、あの情報はやはり本当だったから、企業側が削除したんだ」と思われてしまいます。


今回のニュースは、削除依頼ではなく、あくまでも「投稿者と話し合いの場を設ける」ための個人情報の開示請求ということですが、このように、ニュースになること自体が、あまりよろしくありません。


読売新聞では “徳島市の企業” の名前は明かしていませんが、ネット上では、既に「ここのこと?」と投稿されているようです。





10万件の企業口コミ。キャリコネ


posted by Descartes at 23:59 | 我思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする