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2017年09月04日

エリアプライシング

今日のニュースに「 “観光マイカー課金” 候補地に鎌倉」というものがありました。

観光地での交通渋滞の解消策として、マイカーで観光地に入る利用者にお金を課す、新たな制度が検討されている。その候補地に、神奈川・鎌倉市があがっていることが、FNNの取材でわかった。導入されれば、国内で初めてのケースとなる。
国土交通省は、「エリアプライシング」と呼ばれる、マイカー観光に課金する制度の導入を検討していて、9月7日の研究会で、候補地を数カ所選定する。
その候補地の1つに「鎌倉」があがっている(後略)
(「FNNニュース」より)


鎌倉市が候補地にあがった理由は、交通量がこの10年で1.4倍に増え、緊急車両が通れないなどの影響を受けていることにあると言います。


そして、課金制度の案としては、休日の混雑する時間帯に限り、中心地にマイカーで入る観光客に対し1,000円を徴収することなどが検討されているようです。


この「エリアプライシング」という言葉を私は今回のニュースではじめて耳にしました。

「ロードプライシング」という場合もあるそうです。


直訳すると、「区域」や「道路」に対して課金するという意味になります。


通常、一般道は無料で利用することができます。

この一般道を有料にするのが、エリアプライシング(ロードプライシング)です。


今回の例では、その目的とするところは「交通量を抑制する」ことにあります。

そういう意味では、「通行すること」を前提としている高速道路とは違います。


しかし、両者共に課金の対象となっているものは「時間」です。


高速道路を利用することにより、移動に要する「時間」が短縮されます。

一方、観光地に車が集まると、移動に際し「時間」は多くかかることになります。


高速道路とエリアプライシングは、それぞれ、この「時間」に対して料金が課されるのです。


しかしそこには、「利益に対する課金」と「ペナルティとしての課金」という違いがあります。


ペナルティとして課せられるのはエリアプライシングのほうです。

所要時間の増加に対するペナルティなのです。


そして、多くの人は、ペナルティとしてお金を払うことに抵抗を感じます。


その結果、観光地にマイカーを使って行くことをやめ、電車などの公共交通機関を使うことにでもなれば、エリアプライシングのまた別の目的も果たされたことになります。


今回の導入が日本では初ということですが、うまく導入されれば、今後は各地で大きく展開されていくのではないでしょうか。

私は、基本的に自分では車を運転しないタイプなので、大気汚染の問題などからも、今回の案はとても良いことのように感じるのですが、マイカー派の人はそうでもないのでしょうか。


ちなみに、話は変わりますが、高速道路も当初は無料にする予定だったそうです。

初期投資費用を回収するまで一時的に有料にしているのだそうですが、いまだに回収できていないということでしょうか。



posted by Descartes at 16:30 | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする