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2017年10月14日

過払い金返還請求 アディーレ法律事務所が業務停止処分

過払い金返還請求のCMでお馴染みの 「アディーレ法律事務所」 が、業務停止処分を受けたというニュースがありました。

 「アディーレ法律事務所」(本店・東京)が景品表示法違反(有利誤認表示)の広告をしたとして2カ月の業務停止処分を受けた問題で、東京弁護士会が設けた臨時電話相談窓口への相談が、受け付けを始めた12日から13日までの2日間で、約2千件に上ったことがわかった。
(「朝日新聞 DIGITAL」より抜粋)


あくまでも個人的な意見ですが、「過払い金」のCMはどこか胡散臭いところがあると思って見てました。

しかし、その中でも「アディーレ法律事務所」のCMは比較的まともな方だったのです。


そのアディーレが、業務停止処分を受けたということを聞き、「やはり何か問題があったのか」と思いましたが、意外にも理由は「景品表示法違反」ということです。


調べたところ、アディーレは期間限定で「着手金全額返還キャンペーン」というものを行っていたのだそうです。

そして、そのキャンペーンを「1ヶ月間限定」と謳いながら5年近くも続けていたことが、景品表示法に引っかかってしまったのです。


つまり、過払い金返還請求そのものに何らかの違反があったわけではありません。


不適切な広告宣伝というのは、よく聞く話ですが、少なくとも、法律事務所がこれを行ってはいけません。

その結果、一番困っているのは、過払い金返還請求をアディーレに依頼していた人たちです。


東京弁護士会への電話相談は2日間で2千人を超えたということですが、依頼をしていた人の数で言うと数万人にも及ぶというのですから驚きです。


いったい、どれ位の人が過払い金返還請求の対象になるのでしょうか。


このことについても調べてみたところ、なんと、「2010年までに消費者金融などでお金を借りたことのある人」 は、“ほぼ全員” が対象となるということです。

しかも、消費者金融でなく、クレジットカードのキャッシングであっても対象となるというのですから、これは本当に “ほぼ全員” です。


そもそも何故、過払い金が発生するのでしょうか。


これは、簡単に言うと、お金を貸すときの利息を制限する法律が、2つあることに関係しています。


「出資法」と「利息制限法」という法律です。


この2つの法律に定められた利息の上限には違いがあり、出資法のほうが利息が高かったのです。

当然、貸す側としては、利息の高いほうを採用します。


  ・出資法での上限金利

    = 29.2%


  ・利息制限法での上限金利

    = 20%(10万円未満の場合)
       18%(10万円以上100万円未満)
       15%(100万円以上の場合)


現在の利息は「利息制限法」にて定められている為、この2つの法律の利息の差額が “過払い金” となるわけです。


そして、この過払い金について、最高裁判所が「払い過ぎた利息は、返還請求をすることができる」という判決を出しました。


ここに目をつけたのが、おもに平日の午前中にCMを流している法律家の人たちです。


そして、その中のひとつである「アディーレ法律事務所」にまさかの広告違反があり、業務停止処分となってしまったというわけです。


その結果、アディーレに依頼をしていた人たちは、自分で新しい弁護士などを探さなくてはならなくなってしまいました。

アディーレの担当弁護士に “個人として” 依頼し直すこともできるのですが、それを弁護士の側から「私が引き継ぎます」と提案することはできないらしいので、これまた面倒です。


あとは、東京弁護士会の臨時電話相談窓口に電話をするか、弁護士の斡旋サービスを利用するなどの方法によることになります。


 こちら >> 日本法規情報「債務整理サポート」


しかも、それとは別に、今回のアディーレのニュースにより、自分が過払い金返還請求の対象であることを知った人もいるはずです。

問い合わせは、ますます増えていくのではないでしょうか。


その立役者(?)である「アディーレ法律事務所」自身が、業務停止処分で参加できないというのは、何とも悔しい思いをしているような気もします。



できた!わたしの「過払い金」回収日記
ひとりで!クレジット業者と一度も会わずに!!
[ 山本クルミ ]



posted by Descartes at 23:41 | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする