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2017年12月12日

GLAY ブライダルでの楽曲使用に関して

GLAYが「ブライダルでの楽曲使用に関して “無償提供” 」といったような内容の案内をして、話題になっているようです。


公式ホームページには、次のようにあります。


GLAY及び有限会社ラバーソウルは、GLAY名義で発表しているGLAY楽曲をブライダルで使用する場合に限り、著作隣接権について使用者からの料金を徴収しないことを報告させて頂きます。



この案内を見て、「さすがGLAY、神対応」と評判になっているようです。

しかし、個人的には、「ちょっと待って」という感じです。


何故ならば、案内をよく見ると「著作隣接権について」と書いてあるのです。


この「著作隣接権」について知っている人が、果たしてどれだけいるでしょうか?


著作隣接権とは、文字通り「著作権に隣接する権利」のことです。

具体的には、歌手やレコード会社など、著作物(楽曲)を世に広めるために一役を担った人に与えられる権利です。


つまり、「著作権」とは違うものです。


「著作権」とは、作詞家や作曲家など、著作物(楽曲)を作った人に与えられる権利です。


著作隣接権がタダであったとしても、楽曲を使用した場合、著作権使用料の支払い義務は生じます。


GLAYの公式ホームページでは、“無償提供” と謳っているわけではないのですが、ここのところを勘違いする人も多いのではないでしょうか。


そして、実は公式ホームページには、その点についてもちゃんと書かれています。


つきましては、演奏権と複製権の使用料を各管理団体(「JASRAC」or「NexTone」)にお支払いいただくこととなります。(中略)使用希望の楽曲につきまして、SONG LISTより著作権管理団体の区分をご確認の上、お手続きくださいますようお願いいたします。


ですが、この文章の意味がわからない人も多いのではないでしょうか。


この文章は、要約すると「著作権使用料は、JASRAC もしくは NexTone に対して支払ってください」という意味です。


実は、この “著作物使用(使用料支払い)の手続き” を行わずに、勝手に楽曲を演奏したり、録音したりしている人は多いです。

その理由は、「著作物使用の手続きが必要だと知らなかった」というものです。


実際問題、上の文章を読んで、「NexTone って何?」という人も多いのではないでしょうか。

(JASRACは度々ニュースになるので、認知度は高いようですが・・・)


そして、極端な話を言えば、今回のGLAY楽曲のブライダル使用に関して、「無料で使用するための手続きだと思って手続きをしたら、JASRACから著作権使用料の請求が来た」という事態になりかねないと思うのです。


完全に無料で使える著作権フリーの楽曲はたくさんあるのですが、「無料ならば」という気持ちで、あえてGLAYの楽曲を使用する人もいるはずです。


ところが、それは結果的に、予期せぬ出費を発生させているのです。


「完全に無料ではない」ことを明記したほうが良いような気がします。

(今も書いてはありますが、おそらく伝わっていないと思います。)


また、ネットでは「GLAYはタダなのに、JASRACは取るのかよ」という声も上がっているようです。


JASRACは、もうすっかり悪者キャラが定着してしまったという感じです、


しかし、あえて言わせて頂くと、著作権使用料はJARACを経由はしますが、各著作権者に対して支払われるものです。

今回の件で言うと、GLAYの楽曲を作った作詞家と作曲家に対してです。


むしろ、作詞家と作曲家のためにJASRACは働いているわけですから、何でも悪者扱いするのも良くないのでは、と思います。



posted by Descartes at 23:50 | エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする