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2018年01月08日

成人年齢を18歳に引き下げ

今日は「成人の日」ですが、この成人年齢を18歳に引き下げようという動きがあるようです。

 政府は成人年齢を現行の「20歳」から「18歳」に引き下げるための民法改正案を通常国会に提出する方針を固めた。複数の政府関係者が14日、明らかにした。明治以来、成人年齢は20歳で定着してきたが、改正公職選挙法で今年6月から引き下げられた選挙権年齢(18歳以上)に合わせる。成立後、公布から施行まで少なくとも3年程度の周知期間を想定しており、早ければ平成32年から導入されることになる。
(「産経ニュース」より)


これは、昨年の8月に上川法務大臣により提言されたもので、その背景には、国民投票や選挙権年齢が18歳に引き下げられたことがあります。

投票についての責任が問われる以上、民法上も成人としなければおかしいのではということです。


成人になることにより、ローンを組んだり、裁判を起こしたりといった法的な行動が起こせるようになるわけですが、一方で、飲酒や喫煙などについては現行通り20歳からにしようという考えもあるそうです。


さらに別方面から、以下の記事のような内容の話もよく聞きます。

【成人年齢引き下げで呉服業界に危機感】
 政府は22日から始まる通常国会に、成人年齢を18歳に引き下げる民法改正案を提出する方針だ。18歳が成人年齢になったら、1月の「成人式」は大学受験と重なり、参加者が減ってしまう――。そんな心配の声が呉服業界からあがっている。晴れ着姿の若者たちを見る機会は減ってしまうのだろうか。
(「ハフィントンポスト」より)


こちらの方が分かりやすい内容であるだけに、深刻な問題のように思われます。


たしかに18歳と言うと、多くの成人は高校3年生ということになります。

そしてまた、多くの高校3年生が受験シーズンの真っ只中です。


そのような時期に果たして成人式に参加するでしょうか。


かつてはセンター試験(あるいは共通一次試験)の日と成人式の日が重なることが問題となりましたが、その “重なる確率” がさらにアップするのです。


また、成人式に参加する場合でも、高校生は、ふだんの制服のまま参加することが考えられます。

なんと言っても、制服はオールマイティなのです。


この点においても、呉服業界に与える打撃は大きいです。


そして、そもそもこの “18歳成人式” をどのような形でスタートさせるつもりなのでしょうか。

18歳から参加可能ということは、当然に、19歳の人も参加可能なのです。

本来の20歳の人も参加します。


とてつもなく大規模な成人式になりそうです。


「今年の成人式は○○年○月生まれの人まで」など段階的に引き下げていくのでしょうか。

それとも、少子化なのでその心配は無用ということでしょうか。


そして、個人的には、そもそも民法上の成人も18歳に引き下げる必要があるかどうかが疑問です。


民法では、「法定代理人の同意を得ないで締結した(未成年者の)契約は取り消すことができる」 とされています。

それが、年齢を引き下げることによって、悪徳商法のターゲットにされる層が増えてしまうことになるのです。


こういった面から考えると、18歳の高校生は、まだ大人ではないと思うのです。



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ラベル:民法 成人 年齢
posted by Descartes at 18:09 | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする