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2018年01月17日

北欧3国とムーミン、そしてビッケ

13日に行われた大学入試センター試験の「地理B」の問題が、いまだに論争を巻き起こしているようです。

アニメ作品「ムーミン」の舞台である国名 “フィンランド” を答えさせる問題で、「ムーミン谷はフィンランドとは言っていない」などの指摘が入っているとのこと。


私はムーミンは大好きですが、舞台がフィンランドであることは知りませんでした。

そういう意味では、この受験生の “嘆き” もよくわかります。


しかしその一方で、これが「マッチ売りの少女」やアンデルセンの問題であったら、これほどニュースにはならなかったのだろうなとも思っていました。


そしてあらためて、その「地理B」の問題文そのものを目にする機会があったのですが、私はこれまでの考えを一変させなければならなくなりました。

この問題は、文学作品の作者や舞台を問う問題ではなく、紛れもなく「地理」の知識を問う問題だったのです。


以下は、その問題文です。

センター試験_ムーミン.jpg


この問題文に登場する国はスウェーデンとノルウェー、そしてフィンランドです。


さらに “各国の言語” が提示されています。


そして、よく見ると(よく見なくても)、一番上のスウェーデン語とその下のAの言語は “ほぼ一緒” です。


まずこのことから、スウエーデンとAの国とは “かなり近しい国” であることがわかります。


さらに左のアニメを見ると、「ムーミン」と「ビッケ」です。


「ビッケ」を観たことがない人でも、問題文には「小さなバイキング」としっかり書いてあります。

そして、バイキングといえばノルウェーなのですが、それを知らなかったとしても、ビッケの国は海に面しているのではという推理は働きます。


さらに言うと、バイキングが何であるかを知らなかったとしても「小さなバイキング ビッケ」のイラストには、大きな船の絵がしっかりと描かれています。


つまり、この問題を解くために必要な知識(能力)は、


北欧4国.jpg


ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの3国の位置関係を表した “地図” を思い浮かべることが出来るかということなのです。


スウェーデンとノルウェーはぴったりと隣接していますので、「同じような言語を使用しているのでは」という推理が働きます。

そして、奥まった位置にあるフィンランドから、バイキングが大きな船で船出するとは考えづらいのです。


つまりこれは、まさしく「地理」の問題であり、また、「判断推理」的な思考力までをも試される問題であったというわけです。


ニュースを聞いたときは、大学入試の問題になぜアニメを持ち出したのだろうと思いましたが、今は「さすが」としか言いようがありません。


この3作品を持ち出しているあたり、出題者は、かなりのアニメ好きであることは否めませんが・・・。


来年は「カリメロ」あたりが出題されるかもしれませんね。




posted by Descartes at 16:14 | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする