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2018年05月25日

1円訴訟

先日のニュースに「ハリル氏がサッカー協会を相手に “慰謝料1円” を求める訴訟を起こした」というものがありました。

 サッカーの日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(66)が24日、日本サッカー協会と田嶋幸三会長を相手に慰謝料1円と、全国紙への謝罪広告掲載などを求めて東京地裁に提訴した。ハリル氏の代理人は記者会見し、慰謝料を1円とした理由について「お金ではなく、謝罪と説明を望んでいる」と説明した。
(「朝日DIGITAL」より抜粋)


これは、考えたものだなと思います。


  1円.png


1円訴訟の理由としては「お金ではなく、謝罪」としていますが、要は、訴訟額(慰謝料)を「1円」とすることで、裁判の結果は

 ・払うか、払わないか
 ・勝ちか、負けか

の2択しかなくなってしまうということです。


これがもしも、慰謝料「100万円」を求める訴訟で、裁判所の決定が「慰謝料10万円を支払え」というものであった場合、どうでしょうか?


100万円.png


慰謝料を手にする一方で、減額された分だけ、何となく “負けた” ような気分にならないでしょうか。

さらに言うと、裁判所から「不当な要求である」と窘められているような気分にもなります。


そういった事態を避け、“100%の勝利” を勝ち取るために、ハリル氏は、あえて「1円訴訟」にしたのではないでしょうか。


さすが、ハリル氏です。


・・・と思っていたところ、実はこの「1円訴訟」というのは、司法の世界では、割りと当たり前に行われていることなのだそうです。


“正しいのか、正しくないのか” といった判断を裁判所にしてもらう場合、“具体的な金額” が提示されないと、裁判所は動きようが無いからです。


そのため、社会問題などを扱う裁判では、最低金額である「1円」が請求されることがあるのだそうです。


果たして、今回の訴訟でサッカー協会はどのように出てくるでしょうか。


間違っても、「1円くらいなら払ってやってもよい」ということにはならないと思いますが。







ラベル:ハリル サッカー
posted by Descartes at 23:54 | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする