小田急電鉄は27日、新宿駅で勤務する30代の男性駅員が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。
男性駅員の同居家族が陽性と診断され、25日に保健所の指示でPCR検査を受診し、26日に陽性であることが判明した。
小田急電鉄によると、男性駅員は新宿駅中央地下精算所窓口や改札口で改札業務に従事しており、勤務中はマスクを着用し、こまめな手洗い、うがいなど感染予防に努めていた。出勤前の検温や点呼時に実施する健康状態の確認では、発熱などの症状は認められなかったという。
(「日刊スポーツ」より)
新宿駅というと、利用客も多いことから感染の拡大が心配されますが、その一方で、こういった内容のニュースへの考え方(視点)が、以前と “ほとんど逆転” していることにも気付きます。
「駅員感染のニュース」というと、私は、2ヶ月前のJR相模原駅のニュースを思い出します。
このときは、「(駅の)利用客に伝染(うつ)していないか」「感染が広がらないか」といったことが、特に心配されましたが、今回の新宿駅のケースでは、
(あくまでの個人的な考えですが)
この駅員は、利用客から伝染(うつ)されたのではないか
と思うのです。
もしも家族が発症していなかったならば、感染の広がりには気付かすに終わっていたケースかもしれません。
現在は、不要不急の外出は、かなり抑えられている状態だと言えます。
しかしその一方で、やむなく外出する人のなかには、いまだに “マスクを着用していない” 人がいます。
「誰が感染しているか分からない」状態では、マスクは “予防のため” ではなく、“他人に伝染さないため” という意味合いも大きいです。
にもかかわらず、
「俺は健康だから」
「俺は大丈夫だから」
「気にし過ぎだ」
などといって、頑なにマスクを着用しない人がいます。
そういった人(感染しているけれども発症しない人)から、感染が広がるケースは多いそうです。
駅の駅員、スーパーのレジ担当、銀行・郵便局の窓口業務など、毎日が “恐怖” でしかありません。
「伝染らないようにする(予防する)」という考え方も勿論大事ですが、一度、
「自分はすでに感染している」という前提(仮定)に立って、
「他人に伝染さないようにする」という意識で行動することが大切だと思います。
あと、少しです。