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2019年08月29日

迷惑行為防止スタンプ

以前から話題になっていましたが、シヤチハタが「迷惑行為防止スタンプ(痴漢行為防止スタンプ)」をついに発売し、“即日完売” となったそうです。


 迷惑行為防止スタンプ.jpg

 こちら >> 【痴漢撃退】シヤチハタ「迷惑行為防止スタンプ」がテスト販売開始も即日完売


通常は無色透明でブラックライトを当てると色が浮かび上がるという特殊インク「UV発色インキ」を採用した印鑑(スタンプ)で、痴漢の手の甲などに押すことにより、「痴漢行為の証拠となる」などの効果があるといいます。


今回はテスト販売ということで、500個しか用意しなかったそうですが、話によると開始30分で完売したとのことで、痴漢に悩んでいる女性がいかに多いかを物語っています。

しかし、その一方で、この「迷惑行為防止スタンプ」が痴漢行為の抑止にどれだけの効果があるのかを考えると、個人的には、残念ながら否定的な考えの方が強いです。


まず第一に、「痴漢被害にあっている女性が、本当にスタンプを押すことができるのか」ということ

そしてもうひとつが、「スタンプを押すこと(押されること)が本当に痴漢行為の抑止につながるのか」ということです。


「迷惑行為防止スタンプ」は

 ・片手で簡単に操作ができる
 ・鞄などに取り付けるリールコード付き

など、実際の使用を想定して設計されているようですが、それを「実際に使うことができるかどうか」はまた別問題です。


痴漢被害にあっている女性は「怖くて声をあげることもできない」と言います。

そのような状況で、はたしてスタンプを取り出して、(恐ろしい)痴漢の手に押し当てるようなことができるでしょうか。


被害にあっている女性が “第一に” 望んでいるのは「犯人を特定すること」ではなく、「痴漢行為をやめて欲しい」ことです。

だとしたら、スタンプを押すことができるのなら、替わりに “防犯ブザー” でも鳴らしたほうが、よっぽど効果がありそうです。


しかし実際には、電車内で防犯ブザーが鳴っているのを聞いたことはありません。


そしてもうひとつ、

 何故、UV発色インキなのか?

ということ。


「ブラックライトを当てることで証拠が浮かびあがる」ということは、言い方を変えれば「ブラックライトを当てないかぎり分からない」ということです。

つまり、(痴漢が)何食わぬ顔で車両を降りて逃げてしまえば、そのまま何も “お咎め無し” ということです。


むしろ、UV発色インキではなく、“一週間ぐらいどのような石鹸や洗剤で洗っても落ちないようなインク” で、「私は痴漢です」 と大きく目立つようにスタンプしたほうがよいのではないか、と考えます。


「迷惑行為防止スタンプ」などは、使われないことが一番ですが、これから先、今回販売された500個のうちのいくつかが実際に使われ、ニュースになることもあるかもしれません。

そのときに、

 このスタンプが「どの程度、証拠として有効に扱われるのか」

 痴漢が「どのような言いわけをするのか」

など

今後の動きにも注目したいと思います。




防犯グッズ bohhan.com
ラベル:防止 迷惑行為
posted by Descartes at 00:25 | 我思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月24日

花粉症治療薬 保険適用外

ここ数日、「花粉症治療薬などを保険適用外にするかどうかが検討されている」というニュースをよく耳にします。

(前略)花粉症治療薬を巡っては近年、医療機関で処方される薬と同等の成分の市販品として、久光製薬の「アレグラ」やエスエス製薬の「アレジオン」などが発売されている。
 健保連は百二十一の健保組合の協力を得て、二〇一六年十月〜一八年九月に加入者が受診したレセプト(診療報酬明細書)を分析。市販品で代用できる花粉症治療薬を公的医療保険の適用外にすると、年間約五百九十七億円の削減効果があると試算。軽症者向けに一種類だけ処方される場合に限って適用外にしても、三十六億円の削減になる。
 がん治療薬などで高額な新薬が次々と登場する中、幸野(健保連)理事は今年五月に三千三百四十九万円の価格がついた白血病治療薬キムリアの売上が年間七十二億円と見込まれると指摘。「高額薬剤が十個出ても、花粉症治療薬を保険適用外などにすれば財源を捻出できる。国民皆保険維持のため、見直しは必要だ」と訴えた。
 健保連は二〇一三年十月から一年間のレセプトの分析で、花粉症治療薬や湿布薬などを市販薬で代用すると、年間二千百二十六億円の医療費削減になると試算する。
(「東京新聞」記事より抜粋)


このニュースの受け止め方は、「花粉症の人」と「花粉症でない人」とでは大きく異なるでしょう。


私は花粉症ですが、医療機関に通うようなことはありません。

まず医療機関に行くのが面倒ですし、それほど重度の花粉症ではない(と本人は思っている)からです。


それでも、万が一 “とても症状が重い日” にあたったときのために、毎年、市販の花粉症薬を1箱は購入しています。

そして、1箱全部を使い切ることはまずないのです。


一方、私の知人で、毎年花粉症の時期が “近づくと” 早々と医療機関に行き、薬の処方を受けている者がいます。

彼からは、私も医療機関で診てもらうべきと何度も薦められました。


その理由は「薬が安く手に入るから」ということでした。


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花粉症で医療機関に通う人の理由は様々です。


「病気なんだからちゃんとお医者さんに診て欲しい」という人もいれば、前述のように「薬が安いから」という人もいます。


この花粉症薬すべてを保険適用外にし、市販薬を購入してもらうことにすると、約600億円もの医療費削減となるのだそうです。

さらに、湿布薬などもあわせれば、2126億円もの削減とのこと。


記事には、「高額な新薬に対する財源としても医療費を削減すべき」とあります。

ちなみに、記事に出てくる「白血病治療薬キムリア」の価格は3349万円ですが、保険を適用することで、患者の負担は約40万円で済むのです(患者の年収などによって異なりますが)。


キムリアは、“1回の投与で効果が期待できる新薬” とあり、一部の白血病患者にとっては “どうしても必要なもの” です。


そして同様に、花粉症薬や湿布薬が “どうしても必要な人” は大勢います。

 ・重度の花粉症で、毎日薬を飲み続けないと仕事もできない人
 ・高齢で、毎日湿布薬を貼らないと身動きもできない人

こういった人たちも含めて、一概に “すべて市販薬で代用” と言うのでしょうか。


私は「本当に必要な人(患者)なのかどうか」ということを基準に、保険の適用を判断すべきと考えます。

そして、その判断をするのは、医療機関(お医者さん)です。


「行けば必ずもらえる」状態でなくなれば、それほど必要としていなかった人たちは、はじめから医療機関には行かなくなり、医療機関の負担も減るのではないでしょうか。


などと言うことを考える今日この頃です。

(何だか歳をとるにつれて、お金の負担が増えてきているように感じます。)






ラベル:花粉症 保険 医療
posted by Descartes at 23:52 | 我思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月11日

月30万 生き甲斐

阪急電鉄の中吊り広告の内容が、“炎上” しているらしいです。


その中吊り広告とは、株式会社パラドックスが年に一冊ずつ発行している語録『はたらく言葉たち』と阪急電鉄がコラボした「ハタコトレイン」という企画の一環で、阪急電鉄の車内に掲示されているものです。


 hatakotrain.jpg

 こちら >> 「ハタコトレイン」が6月1日から走ります!


その “炎上になった広告(言葉)” が、以下のものです。

 毎月50万円もらって毎日
 生き甲斐のない生活を送るか、
 30万円だけど仕事に
 行くのが楽しみで
 仕方がないという生活と、
 どっちがいいか。


炎上の理由は、理解できます。


この広告の言いたいことは、「お金と生き甲斐のどちらかをとるとしたら、生き甲斐のほうをとるべきだ」ということです。


しかし、時期が悪かったようです。


つい先日、金融庁から「年金だけでは毎月5万円の赤字となり、95歳まで生きるには2000万円の貯蓄が必要」といった試算の発表があり、今は、多くの人が老後に不安を抱えている時期です。


「生き甲斐」どころか、実際問題として「月30万」も貰っていない人からすると、この広告はカチンと来たに違いありません。


「もう少し気を遣って、広告文を選ぶべきだった」ようです。


 
 ▸ はたらく言葉たち1


posted by Descartes at 01:17 | 我思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする